私は、シュナウザーとミニチュアダックフンドを飼っている。非常に二匹とも可愛い。ダックスの方は警戒心が強く、家に訪れる友人・知人にも中々なつかない。シュナウザーの方は客人達にも愛想が良い。私の家のシュナウザーは、スタンダードシュナウザーと言う犬種なのですが、スタンダードは3種類のシュナウザー(ジャイアント・スタンダード・ミニチュア)の中でも、もっとも古い歴史を持っており、シュナウザーの原型とも言える犬種です。この犬種が存在していた事をしめす確かな証拠は、14世紀頃から見つかっています。その証拠によって、この犬種が、早い時期から番犬として、また狩猟の際のパートナーとして飼育されていた事がうかがえます。
この犬種は、作業をしたり狩りをしたりするテリア系との交配で偶然誕生したと言われていますが、一方で黒いジャーマン・プードルとグレーのウルフ・スピッツ、さらにワイヤーヘアード・ピンシャーなどとの交配から派生してきたとも考えられています。そういった交配の結果生まれたのが、ネズミ捕りの能力に優れ、有能な番犬として活躍できる犬でした。こうして20世紀初め頃まで、スタンダード・シュナウザーは、農民が留守の間も、農作物を積んだ荷車をしっかりと守ってくれる番犬として人々に親しまれてきました。
スタンダード・シュナウザーは、丈夫でがっしりとした体つきをしています。被毛は、針金のように硬くて太い上毛の下に、柔らかな下毛がはえています。粗くて硬い被毛には、定期的なブラッシングが必要で、さらに年三・四回のトリミングが必要です。つい最近、トリミングに連れて行ったのですが、シュナウザー・カットと呼ばれるカットにしています。シュナウザー・カットのベリーショート、これが定番になっています。このカットがまた可愛いんですよね。口髭と眉毛を残して、後の部分をベリーショートにするのですが、人の顔のようです。口髭と眉毛を残すのは、本来の狩猟や狩りやネズミ捕りと言った仕事の際に、顔に傷がつかないように、残していたものの名残りのようです。実用的な目的のカットのようですが、シュナウザーの魅力の1つでもあると思っています。このカットの直後に、ボールで遊んであげると、ボールを銜えた横顔が、まるで”パックマン”のようになっています。それがまた可愛いんですよね。トリミンングに行くと、顔だけ異常にでかいルックスに生まれ変わって、帰って来ます。その風貌で、目をキョロキョロされると、抱きしめたくなります。
さてさて、今日も二匹の散歩に行ってきます。
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