2008年4月5日土曜日

ICHIRO

私は、学生時代に野球部に在籍しおりました。今でも、野球は大好きです。先日は、好きな選手である一人の、桑田投手の引退発表を見て、なんとも感慨深い思いを感じたものです。
私の、好きな野球選手はたくさんいるのですが、その中でも、”イチロー選手”は尊敬に値します。この”イチロー選手”ですが、メジャーリーグでの大活躍を見て、さぞかし才能のある選手だと思っている方々が多いとは思います。でも、私は才能では無く、努力の積み重ねによって、今の彼があるのだと考えている一人です。
”イチロー選手”は、”愛工大名電高”出身で、1991年に外野手としてドラフト4位で、”オリックス・ブルーウェーブ(現在オリックス・バファローズ)”に入団。3年目にして、レギュラーに定着します。日本の野球界では、大型新人と言われる選手は、1年目から活躍する選手は少なくありません。当然そういった選手というのは、各球団で奪い合いになりますし、ドラフト1位での入団が普通です。しかし、”イチロー選手”は、ドラフト4位での入団で、レギュラーに定着したのは、3年目からなのです。でも、この3年目から、彼の快進撃は止まりませんでした。
3年目の1994年に、レギュラーに定着すると、いきなり1シーズン安打数の日本記録を更新。前人未到の210本安打達成!1994年~1996年に3年連続MVP受賞!1995年、1996年にチームのリーグ連覇に貢献。1996年は、日本シリーズを制して日本一に。1994年~2000年まで7年連続ゴールデングローブ賞や、ベストナイン、首位打者等のタイトル、様々な賞を受賞し、輝かしい記録を残しました。
そして、2001年にポスティング制度を利用して”マリナーズ”へ入団。野手としては、日本人初でした。同年に、いきなり242安打、打率3割5分で首位打者獲得、56盗塁で盗塁王もマーク!新人で首位打者獲得は、1964年の”トニー・オリバ(ツインズ)”以来の2人目。同じ年に、首位打者と盗塁王を獲得したのは、1949年の”ジャッキー・ロビンソン(ドジャース)”以来。新人では初の快挙!この年、ゴールデングラブ賞、新人王、ア・リーグのMVP獲得!
2002年の5月には、日米通算2000本安打達成!2006年には、初開催の”ワールドベースボールクラシック”に出場。初代王者獲得に貢献。この年の6月に、日米通算2500本安打達成!2007年の、オールスターでは、史上初のランニング本塁打の快挙!そして、アジア人として初のオールスターMVP獲得!
こんなに活躍している選手ですが、”イチロー選手”を好きな理由は、その活躍ぶり以外にもあります。それは、2001年に首相官邸が、国民栄誉賞の受賞を検討していた時に、非公式で”イチロー選手”に国民栄誉賞の受賞を、打診した際に彼は、「まだ28歳で発展途上です。野球人生を終えた段階でいただけるようなら、ありがたい」と言い、断ったそうです。2004年には、公式に国民栄誉賞受賞の打診を受けた際には、「まだまだ未熟者ですから」と言い断ったそうです。私なら、即答で受賞しますね。
彼は、「成績は出ているから今の自分でいいんだ、という評価を自分でしてしまっていたら、今の自分はない」という名言を、残しています。きっと、こういった物の考え方が、彼の成功の元なのでしょう。やはり、努力の人だと考えてしまいます。もちろん、才能にも恵まれてはいるでしょう。しかし、努力あって初めて”イチロー選手”なのでしょう。本当に、尊敬に値する人物です。

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