2008年4月25日金曜日

crime

26日に長野市で行われる北京五輪聖火リレーの時に、「硫化水素をまく」とリレーの妨害を予告するメールが寄せられていたという報道を見ました。最近は硫化水素を使用した自殺が全国的に流行っているのですが、それに便乗したいたずらかあるいはテロ行為なのでしょう。最近あった硫化水素自殺でもひどかったのが、23日の高知県のハピネスかがみという市営住宅で、中学3年生の女の子が自宅で硫化水素を発生させて自殺したという事件でしょう。辺り一面に有毒ガスが漂っていたらしく、報道によると58世帯もの地域の住人が非難したそうです。その人数は120人にもおよび、のどの痛みなどをうったえた人たちなど、72人もの人が病院で手当てをうけ、14人が入院たそうです。その自殺した生徒はテレビのニュースで硫化水素の発生のさせ方を知ったそうなのですが、その方法を世に報道したテレビにも責任はあるのではないのでしょうか?現在のテレビの影響力はすさまじいものです。もし仮に1万人もの人がその硫化水素の発生方法を見たとしたら、かなりの確立で何人かの自殺願望をもった人間が実行するのは目に見えています。あの、一斉を風靡した小島よしおの「そんなのかんけーねぇ」は私も真似をしてみたこともあります。この硫化水素自殺がブームになっている理由としては、インターネットも含めた現在のすさまじい情報化も1つの理由だと思います。先日24日にも硫化水素を使用したとみられる自殺が大阪、神戸、栃木、愛知、滋賀、京都の各地で発生し、6名が死亡したそうです。自殺する人間というのはあとに残された人の事を考えない性格の人が多いのだと思います。きっとあとに残された家族はだれよりもつらいでしょうね。ところで、長野市の聖火リレーの際の予告ですが、同市は本気の対応をとるようです。当然といえば当然ですが・・・市庁舎内に危機警戒本部というものを設置し、医師や救護班も待機、警備は3000人以上にものぼり近隣の小学校を16箇所も避難場所として確保したそうです。さらに聖火走者に危害が加えられるのも想定して、聖火の周辺はビデオで撮影して記録するとか。明日はただ無事に聖火リレーが行われるのを祈るばかりです。

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