2008年4月27日日曜日

FIGHT_CLUB

ファイト・クラブという映画を見ました。この映画を見たのはすでに3度目なのですが、何度見ても飽きない展開がとても魅力的な作品だと思います。この作品はデヴィッド・フィインチャー監督の作品で、エドワード・ノートンさん、ブラッド・ピットさんら豪華な競演も魅力の一つにあげられます。この監督さん、他にもエイリアン3やセブン、ゲーム、パニックルーム、ゾディアックと名の売れた作品が多い名監督です。まず映画の最初の場面は主人公が銃を向けられているシーンで、見るものを引き付けます。ストーリーは、不眠症に悩まされているエドワード・ノートンさんが末期ガンの患者や結核の患者などのミーティングのようなものに参加するところから始まります。それによって不眠症は改善されるのですが、例のグループでマーラという女性と出会うことによってまた悪化してしまいます。ある日出張から帰ると自宅で爆発事故が起こってしまい、家がなくなってしまいました。そして出張中の機内で知り合ったタイラー・ダーテン(ブラッド・ピット)という石鹸売りの男に連絡し、彼の家に住むことになります。そしてそのタイラー・ダーテンとファイト・クラブというシークレットサークルを立ち上げます。やがてそのサークルは2人のメンバーがお互いに殴りあうというサークルで、それによって最初仕事ばかりでヤワな感じだったエドワード・ノートンさん扮する主人公は日ごとにたくましくなっていきます。その微妙な心境の変化のようなものを見事に表現するエドワード・ノートンさんの演技は本当にすばらしいと思います。その後、そのサークルはまるで軍隊かのようにタイラーによって統率されだしテロ行為にまで発展してしまうのですが、主人公はそれを止めようとする過程で、とんでもない事実を知ってしまいます。2転も3転もする展開が魅力のこの映画ですが、劇中ところどころにタイラーのイメージがサブリミナルのようにでてくるといったおもしろい作りにもなっています。この映画は賛否両論を呼んだようでどちらかというとあまりメジャーな映画があまり好きではない人のほうが受けはいいような感じがします。実際、アメリカの評論家からも非常に暴力的だと批判されたりもしました。しかし、ワンパターンで展開が読める映画も多い近年、こういった斬新な作りの映画は人の心に長くその名を残す名作だと言えるのではないでしょうか?

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