2008年4月20日日曜日

An inconvenience truth 不都合な真実

私は、昨日みなとみらいへと買い物に出掛け、帰りにレンタルビデオ屋さんで、前々から気になっていたビデオを借りてきました。映画のタイトルは"An inconvenience truth"です。監督はデイビス・グッゲンハイムさん、主演はアル・ゴア前副大統領さんです。日本では、2007年に公開されて、とても話題になりました。とても気になってはいたのですが、まだ見ていなかったのです。このアル・ゴアさんですが、学生時代から環境に対する考え方が、ある程度あったようですね。この時から、地球の未来に対する危機感も持っていたようです。そして、89年にアル・ゴアさんの息子さんが、交通事故に遭い、1か月ほど生死の境をさ迷ったそうです。その後、奇跡的に命を取り留めて回復したのですが、この時に息子の将来には生きる場所がどうなるのかと真剣に考えたそうです。そして、その事は映画を見てみると、けして大袈裟な表現では無い事がよく分かります。まず、二酸化炭素濃度のグラフ等は、右肩上がりどころの話ではありませんでした。一体、どうなっているんだ?という早さで濃度は上がっていました。その弊害とも言われる、異常気象は世界各地で起こっています。2005年には、アメリカではハリケーン・カトリーナの被害は凄まじいものがありました。そして、映画の中では世界各地の、昔の写真と現在の写真を比較して見せて説明していました。水が干上がり砂漠化してしまった湖、氷の溶解が進み縮小し続ける北極、氷が無くなった為に氷を探して100K泳ぎ続けて溺死している北極クマ、温暖化により海面上昇で沈む南の島、沢山の地球上で起きている異常な現象を紹介しています。もう間に合わないと言っている学者もいるそうです。この映画を見ていなければ、ここまで温暖化が、進んでいるとは知りませんでした。アル・ゴアさんの行動は、素晴らしいと感じました。2007年10月に、アル・ゴアさんはノーベル平和賞を受賞しています。素晴らしい事です。しかし、この温暖化の問題は難しいものですね。人口爆発や、発展途上国の先進国化などは、仕方のない事だと思いますし、今から世界中の方々が、自給自足の生活をしろと言うのも無理な話です。今からでも、自分に出来る事から意識していきたいと思いました。

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