2008年4月28日月曜日

The_sacred_fire_relay

先日、長野市で聖火リレーが行われました。心配していた硫化水素は誰も発生させなかったようなのですが、別の問題が発生しました。現在世界中で問題となっていますが、長野市にも日本在住の中国人が多数訪問し、トラブルの元となっていました。彼らは中国語新聞などで声を掛け合いみんなで聖火リレーを応援しに行きましょうというノリの平和的ともとれる団体なのですが、その応援全員が国旗を持って歩道に陣取るなどちょっと日本人に対しての配慮が感じられないものだったように思います。そして予想通り、現在問題となっているチベットデモの武力鎮圧に抗議する団体と衝突し、平和のはずの聖火リレーが暴動の場となってしまいました。「子供達とハイタッチがしたい」と言っていた欽ちゃんもとても残念そうに「どこでハイタッチしようか考えている間に終わってしまった」と嘆いていました。ソウルでも同じような衝突が起こっていました。同国の中国人留学生5000人あまりはオリンピック公演で聖火リレーを応援していたそうです。しかしやはりここでもチベットを支援する団体と衝突してしまい、多数の負傷者や逮捕者がでています。この衝突のどちら側が悪いとは言い切れませんが、中国がチベットに対して武力弾圧をしたという事実が根底にあるのは間違いありません。さらに中国本土の国内向けの報道では聖火リレーは無事に終わったという情報操作もされています。おまけに欧州などの報道が捏造だという批判するサイトがたくさんあるそうです。まぁどこの国でも報道というものは信用できないものですが・・・世界中との貿易を成功させ、オリンピックに向けてさらに成長が期待されている中国ですが、まずはチベットの問題を解決しないことには話しにならないでしょう。現に他の先進国からのイメージよくはありません。オリンピック開催まであと100日あまりですが、もしチベット問題がこのままの状態ならばおそらくオリンピックの会場は暴動の場となり、最悪の場合戦争にまで発展してしまうのではないかと心配してしまいます。

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