2008年5月31日土曜日

Trainspotting

今日は有名な青春映画、「Trainspotting」を見ました。監督はダニー・ボイルさん、主演はユアン・マクレガーさんです。1990年代を代表する最高に悲惨で陽気な映画として有名で、この映画の魅力は悲惨な話のなかにも陽気で斬新な映像でポップに見せているところです。そして何よりも数々ののりのいい音楽でしょう。この映画のサントラCDは映画のサントラとしてすばらしいヒットを記録しており名盤とも言われています。曲目は1曲目、イギーポップの「ラフト・フォー・ライフ」、2曲目、ブライアン・イーノの「ディープ・ブルー・デイ」、3曲目、プライマル・スクリームの「トレインスポッティング」、4曲目、スリーパーの「銀河のアトミック」、5曲目、ニュー・オーダーの「テンプテーション」、6曲目、イギー・ポップの「ナイトクラビング」、7曲目、ブラーの「シング」、8曲目、ルー・リードの「パーフェクト・デイ」、9曲目、パルプの「マイル・エンド」、10曲目、ベドロック・フィーチャリングKYOの「フォー・ホワット・ユー・ドリーム・オブ」、11曲目、エラスティカの「2:1」、12曲目、レフトフィールドの「ア・ファイナル・ヒット」、13曲目、アンダーワールドの「ボーン・スリッピー」、14曲目、デーモン・アルバーンの「クローゼット・ロマンティック」です。映画は主人公のユアン・マクレガーさん演じるレントンが走っているところから幕をあけます。この映画のテーマでもある薬中毒の自分と仲間たちのどうしようもない現実から逃げ出そうとしている姿の象徴ですね。この映画は一見お洒落なブリティッシュ映画ですが、内容やメッセージは深く悲惨なものです。主人公やその仲間はことごとく薬にのめりこんでいき、ある人は警察に捕まり、ある人は死んでしまい、悲しいことがあると薬に逃げてしまう。どうしようもない青年たちの憤りを見事にスタイリッシュに描写しています。この映画のもう一つのメッセージはイギリスの統治下にあるスコットランド人たちのわだかまりといったものも含まれており、そういった視点からもこの映画がただのお洒落な映画ではないということが分かるでしょう。改めて見るたびに新しい思いを抱いてしまう、名作とはそんなものなのかもしれません。

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